昨年に保食神のお宮(屋根)の製作を依頼されました。保食神(受け持ちもの神様)とは 養蚕の神様で、依頼主のお客様のお宅は 昔、養蚕農家だったので、畑の隅に石碑で、お祭りしてありました。 しかし、露天で、風雨さらされ、粗末にされているので、ご先祖様がお世話になった神様に申し訳ない。今後は 正しくお祭りしたいと言うことで、最初に屋根を架けることになりました。しかし、依頼された私は 保食神という神様知りませんでした。その存在も知らずにお宮は 出来ません。私なりに調べさせていただきました。保食神は、日本神話に登場する神様で、『日本書紀』に登場する神様(詳細は省略させていただきます)です。 フレームは 角パイプで作り、アングルも併用し、上部に材木を使用しました。 写真は 仮組で垂木を乗せる前です。 野地板は防水ベニヤを使用しました。 屋根材は アスファルトシングルの在庫があったので使いました。棟にはアングルを使用し、躯体と連結しました。 尚、石碑を移動した時に、移動先の地下に、お米とお塩を供物として埋設させていただきました。遷宮完了後、施主様に喜んでいただきました。神様にお仕え出来、すがすがしい気持ちで完了することが出来ました。ありがとうございました。 Follow me!