美しい芝生を維持するには
管理された芝生は、本当に美しく気持ちの良い物です。
多くの皆さんが、その緑に憧れ 庭に芝生を植えます。
しかし、その美しさを維持していく事は、それなりの努力と根気が必要です。
ゴルフ場や、公園は芝生専門の職員やプロが細心の注意を払い維持管理しているのです。
実際に、芝生を植えたお客様より美しく芝を管理するのはどうしたら良いのか質問されます。
庭の彦七では、お客様に、芝生の緑を楽しんでもらうために 簡単な芝生の管理方法をまとめてみました。
芝 刈 り
芝生の成長期には月に1~2回は芝を刈る。
芝刈りをしないと芝生が粗くなり病気の発生を助長する。(さび病など)
また、強度の刈り込みはさけた方がよい。
水くれ(灌水)
早朝や夕方に作業する。
適時にやらないと過湿になり病気を誘発する事もある。(ブラウンパッチなど)
肥 料
農協やホームセンターなどで芝生用(チッソ素、リン酸、カリ)10-10-10
を購入し、均一に散布する。この作業を怠ると芝生の成長が不揃い(まだら模様)になり美しくならない。
肥料の散布機を使用するか、1m位の間隔に区切り均一に散布する。
しかし、病気とか枯れる訳ではないので、神経質にならず、一度、散布して下さい、経験するとわかります。
目土、通気性の確保
芝生面のくぼみには目土を入れて下さい。(必要に応じ)
芝生が密になったらエアレーション(バーチカット)やローンスパイクで芝生の根を切り、通気性をよくして下さい。普通の靴で歩くところは通気性が悪く芝生が剥げます。時々、ローンスパイクするか、なるべく歩かないで下さい。
農薬散布について
庭の彦七では、日頃の栽培管理しだいで、芝生を病害虫に強く育成出来ると考えています。
ご家族や、ご近所の皆さま対する安全や、環境問題を考えたときに、あまり、お薦め出来ませんが、殺菌剤や殺虫剤を安全に使用すると良いと思います。
農薬の表示事項を厳守して、安全に作業する事をお願い致します。
病害防除
葉 枯 病
はじめ葉に褐色だ円形のゴマ状の病斑を作る、芝生上では褐色の不定形の枯死病斑になる、小さく散在する事
もあれば、大きく出るこもあり一定していない。
チッソ素肥料の過多を避け、ケイ酸肥料を施肥する。
育成適温 25~28℃ 晩春~初夏.初秋 トップジンMの散布
7~10日おきに3回くらい散布する。
ブラウンパッチ
土壌病原菌が原因で地下部から芝生を枯死させ、円形リング状の褐枯死症状が出る。
カリを多く施肥する。
育成適温 20℃以上 多湿状態 トップジンMの散布
さ び 病
鉄さびのような赤褐色の病斑があればさび病である。
芝生の徒長を避け、刈り込みをよくする。
育成適温 17~22℃ 初春.初秋 ダイセンの散布
ピシュウムパッチ
主に西洋芝に多く発病します。
育成適温 15℃以上多湿状態 オーソサイド水和剤の散布
害虫防除
あまり知られていませんが、芝生の根を幼虫が食害します。
シバットガ ダイアジノン乳剤
シバヨトウムシ カルホス乳剤
コガネムシ類 スミチオン乳剤
雑 草 防 除
雑草を根から引き抜くのが一番良いのですが、
MCPP液剤など 残留30日
人 工 芝
最近の人工芝は見た目は 本物の芝生と間違うほどの物が多数あります。
施工方法は 別途、掲載いたします。